そもそも多肉植物とは
多肉植物(たにくしょくぶつ)は、肉厚な茎や葉に水を貯めることのできる植物の総称で,砂漠や海岸のような乾燥地帯に生育するものが多くみられます。 皆さんご存じサボテンも多肉植物の仲間です。
多くの多肉植物は表面がクチクラ層※1で覆われて水の蒸発を防いでいます。さらに、水の消費が少ない反応経路であるCAM型光合成※2が多くの多肉植物に見られます。
多肉植物の多くは、乾燥地に適応するために、水を蓄えるようになったものと考えられています。 つまり、あのぷっくりしたフォルムは環境に適応するため水を貯えていたからこそのものなのです。 また、どこにでも水分がたまる訳ではありません。

siryou
このように、個体ごとに水分がたまるパーツは異なっているのです。
※1表皮を構成する細胞がその外側に分泌することで生じる、丈夫な膜。さまざまな生物において、体表を保護する役割を持つ
※2ベンケイソウ型有機酸代謝、日中は気孔を閉じて炭酸固定をせず、夜間に炭酸固定をすること
多肉植物のここがすき
多肉植物のここがすき
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多肉の種類
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