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「園だより6月号」より

          
                         「広がる子どもの遊び」
                                                     園長 六平 優子
 
 長靴、傘、レインコートが大活躍する季節がやってきました。子ども達の中には、雨が降っていなくても、その季節がくると長靴を履いて、まるで「いつ雨が降ってもいいですよ」というように嬉しそうに笑顔で登園して来るかわいい姿がみられるくらいです。最近は被害をもたらすような豪雨が多いですが、今年は静かな梅雨になってくれることを願いたいですね。

 さて、最近の子ども達は・・・
 ある日の朝、手作りの暖簾をつけた窓に見立てた遊具を間に、一人の4歳の女の子が「いらっしゃいませ」と内側から声をかけてきました。私は「何屋さんですか?」と聞くと「レストランです」と言われたので、外側から食べたいメニューを注文し、やり取りが始まりました。女の子はプラスチックの長方形のお皿をタブレットに見立て、注文を打ち込みます。(子どもの世界でも、注文は電子化か〜と驚きました)
 そのやりとりを聞いていた2歳の男の子が、キッチン(店内)の方に小走りで入ってきて、注文を受けたメニューを用意し始めました。そして出来上がると私のところに運んでくれます。
 4歳と2歳の子ども達は、「いれて」とか「○○しよう」と言って一緒に「ごっこ遊び」を始めたわけではなく、2歳の子が聞きつけて、役割をこなしたことで、ウエイトレス、コックさん、お客さんと「ごっこ遊び」が成立しました。
 
 必ずしも「いれて」からの始まりが絶対ではない遊びの世界も魅力的ですね。自然と広がっていく遊びは、まだまだ沢山あります。改めて子どもの遊びって凄いなぁ〜と感じました。

  

    

園だより 写真1 園だより 写真2
   
園だより 写真4 園だより 写真4