秋草学園高等学校長 小久保和子
学校法人秋草学園
創設者
秋草かつえ
現代社会を生きる女性たちに求められるキャリア像は高度化し、多様化しています。さらに、女性の潜在力を経済成長の鍵として、その労働能力と社会発展推進能力に大きな期待が寄せられています。女性の社会的活躍と豊かな人間性の涵養。女子教育として70年の歴史がある秋草学園高等学校の役割は、まさにここにあります。建学の理念「愛され信頼される女性の育成」、その基盤となる「礼節」「勤勉」「協調」の精神は、新しい時代に必要となる資質・能力の育成に大きく寄与するものです。
秋草学園高等学校は、これまで本学園が培ってきた教育を大切にするとともに、未来を切り拓く力の育成に向けて「学び」を進化・深化していきます。本学園創設者秋草かつえ先生は「建学の心」で、「学ぶ」ことには3つの姿があると語っています。
1つ目は「求める」こと。学びはもっと知りたい、わかりたいという求める心が出発となります。2つ目は「自ら進んで学ぶ」こと。強要されるのではなく、自分自身が学ぼうとしなければ学びの姿はありません。3つ目は主体的に「考える」こと。ただ知っただけでは、学んだことにはなりません。主体的に考え、色々と思考することが大切なのです。
この3つの学ぶ姿は本校の基本になる学びの姿勢です。そして、新しい時代に必要な力の育成に向け、「アクティブ・ラーニング型」授業による主体的・協働的な学び、「次世代型キャリア教育」による自己肯定感を高める学び、情報化時代における「ICTを活用」した学びを推進しています。また、グローバル化の進展の中で国際共通語である英語を「真に伝える英語力」の育成に向けて「秋草学園英語教育」を強化していきます。
さらに、社会で求められ、活躍できる女性として必要な素養を「秋草の女子教育」で育成していきます。本学園での3年間が、まさに皆さんにとって「Improve(さらに良くなる、向上する)」の大切な時間であって欲しいと願っています。そして、社会に役立ち、世界に羽ばたく女性への第一歩を踏み出してください。
さあ、主役は皆さんです。“To Improve My Ability”-自らの道を切り拓き、今よりさらに輝かしい未来に向けて、自分自身を創りあげていってください。
秋草学園高等学校 校長 小久保 和子