
なぜ子どもは野菜が嫌いなの?
野菜嫌いのお子さんがいて、「野菜を食べてほしい」とお悩みを持つ方は多くいらっしゃいます。子どもに野菜を好きになってもらいたいと考えると思います。では、子どもに野菜の魅力を伝えるにはどうしたらいいのか?ぜひヒントにしてみてください。
子どもが野菜を嫌う理由として挙げられるのは主に5つあります。
例「色や見た目」「におい」「触感や舌触り」「味」「食体験」など
色や見た目
子どもは今まで食べたことのない野菜を見たとき色や見た目で安全か?食べられるか?を判断しています。強い色が苦手の理由のひとつで、特に色の濃い緑黄色野菜に苦手意識があるようです。
におい
知らない食べ物を目にすると、安全性があるかを確認するため本能的ににおいを嗅ぎます。青臭いにおい春菊、ししとう、ピーマンなどいずれもにおいが強いものは印象に残ってしまうと、そのまま食わず嫌いになってしまうこともあります。
食感や舌ざわり
実際口にしてみて、噛んだ時の食感が苦手で嫌いになる子供もいます。特に種や皮が多かったり、繊維が多いのが苦手で、食べにくさを感じやすいものです。
味
子どもは大人よりも味を敏感で、野菜の味を強く感じてしまいます。味には5つあり、「甘味・塩味・酸味・苦味・旨味」があります。酸味と苦味は有害だと思われています。
食体験
子どもにとって、食に対するイメージを大きく左右する大切なものです。好き嫌いをなくしたい親心もありますが、嫌がっているにもかかわらず無理やり食べさせたり、食べないとおやつ無しなど罰を与えたりするのはよくありません。これでは苦手な野菜と嫌な気持ちの記憶が結びついて、逆効果になります。